5月17日に行われた大阪都構想の賛否を問う住民投票の結果、反対多数で都構想は否決され大阪市が存続することが決定しました。
賛成:694,844票(49.6%)
反対:705,585票(50.4%)
橋下市長が一番に力を入れて来た政策であるため、進退問題に発展するのではないかと言われていましたが、12月の任期満了で政界を引退されるようですね。
引退後は弁護士に復帰するとのことです。
結果は非常に僅差で、開票率81%の時点で賛成571,395票、反対565,093票で賛成が上回っているにもかかわらず「反対多数確実」となりました。
インターネット上でも「どうして賛成が多いのに反対多数確実なの?」という声がおおく、NHKは出口調査に絶対の自信を持っているのではないかと感じます。
今回は投票率が66.83%と高めではありますが、直接自分たちの生活に関わることを考えればもっと多くても良かったのではないかと思っています。
非常に興味深いのは年代別の賛成・反対の比率ですが、20代~60代までの年代全てで賛成が上回っていますが、70代以上において反対が大きく上回っています。
全ての選挙においても同じことが言えますが、高齢者を取り込む事ができなければ選挙に勝てないと言う事です。
変な言い方ですが日本の未来は若者ではなく、高齢者の手に委ねられていると言う事。
若者がもっと投票に行けば対抗することができると思います。
特に今回の住民投票においては賛成・反対が僅差であり、「自分が行っても変わらない」と思っている人が行ったら変わったかもしれないほどでした。
全ての高齢者がそうというわけではありませんが、自分たちに有利な状況で逃げ切れればそれで良いわけで、将来大阪が破綻するかもしれないという心配などする必要はないのです。
今も将来も苦しむのは若者です。投票に行かないのは自分の生活に対して関心が無いのと一緒ですから。
反対派のいう「話し合いで二重行政が解決出来る」ことは今まで誰も出来なかったし、やろうともしなかった事なんです。今まで出来ずに財政難に打つ手がなかったのに出来ますか?
ともあれ、今回の住民投票で進む道が決まってしまったわけですから、これで頑張るしかないのですが、どうなるのでしょうね…
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