首相「戦争を繰り返さない為にも備え必要」防衛大学校卒業式で

自衛隊 政治・経済

本日3月22日、防衛大学校の卒業式が行われ、安倍総理大臣が自衛隊最高指揮官として訓示を行いました。

今年は戦後70年という節目の年、特に中国や韓国は首相の発言に敏感になっており、首相談話についても圧力をかけ続けられている状態です。

首相は「自衛隊の務めとは二度と戦争の惨禍を繰り返さない事」「常日頃から、隙のない備えに万全を期すこと」「いかなる事態にあっても、国民の命と平和な暮らしを断固守りぬくこと」ということを訓示の中でうったえました。

 

軍事アレルギーの多い日本では、武力を持つことが戦争につながると考えている人も多いです。戦争といえば日本が外国を侵略する事ばかりイメージされ外国からの武力干渉を考えない

武力を持たなければ本当に平和になるのか…?

武力を持たないチベットやウイグルなどの国では、武力を持たない事により侵略されても抵抗出来ず今も蹂躙され続けています。

家は破壊され、財産を奪われ、特定の民族に対する不当な弾圧が繰り返されています。それでも国連は助けてくれませんでした。

軍がなければ、基地がなければ平和になるのに…というのは幻想にすぎません。非情な現実ですが自国の平和は自分たちで守るしかないということです。いくら否定しようと自衛隊がいることにより保たれている平和があるというのは事実ですから

君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、
歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、
外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えてもらいたい。

吉田茂 昭和32年2月、防衛大学校第1回卒業式にて

 

話は戻って今回、アジア各国の留学生が卒業しましたが、東ティモールから女性を含む初の卒業生が出たそうです。

恥ずかしながら私は防衛大学の生徒は日本国籍の人だけかと思っていましたが、そうではなかったんですね!

調べてみると、応募条件には年齢や日本国民であることなど自衛官となる条件を満たしている必要があるそうですが外国軍の長期留学生を受け入れています。

一般学生ではなく正規軍の留学生という事だったんですね!

 

防衛大学は自衛隊の幹部を養成する教育・訓練機関で、海外でいうと士官学校に相当します。

当然ただの勉強じゃありません。非常に厳しい戒律が定められ、敷地内で集団生活。特別な理由がない限り外泊もできません。

一般の大学とは違い、国家公務員として扱われるみたいですね。自衛隊員だが自衛官ではないので階級は無し。

学校という名前ですが仕事なので給料がでます。職務に専念する義務があるため、アルバイトや副業は禁止されています。卒業後は部隊等に配属されます。

 

日本の中には自衛隊を毛嫌いする人も多いですが、彼らには立派に職務を全うして欲しいですね。期待しています。

 

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