西日本を中心に流行し始めている手足口病とは

最近、手足口病が西日本を中心に広がっているといいます。同時期の過去10年間のデータと比べてみても最も多い患者数で、徳島などでは警報が出されています。

徳島保健所では手洗いうがいなどの感染予防につとめるよう呼びかけています。

 

手足口病とは?

その名の通り、手足や口の中に水疱ができる病気です。子供の発症例をよく聞きますが、患者の9割が5歳以下の幼児だと言われています。
ちょうど夏くらいに流行が起こるようです。

ウイルス感染によって引き起こされ、発疹、発熱などを起こします。

多くの場合は数日もすれば治ってしまうようですが、まれに重症化し髄膜炎、脳炎、小脳失調症、さらには心筋炎、急性弛緩性麻痺などを発症する例もあるので注意が必要です。

感染経路は接触、飛沫、また便に含まれるウイルスが口に入ることもあるようです。
手足口病は症状がおさまってもしばらくは便とともにウイルスが排出されるらしいので注意が必要となります。
幼稚園などの保育施設では子どもたちの衛生観念の低さから集団感染が起こる危険が高まるため注意が必要です。

手足口病そのものには治療法がないため、対症療法が行われます。

 

手足口病を予防するためには

  • 手洗い、うがいを徹底すること
  • 便の処理を適切にすること
  • タオルの共用はしない

などがあげられます。必要以上に怖がらずに衛生的な習慣を心がけるのが大事になってくるのではないでしょうか。

 

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