今や私たちの暮らしに無くてはならない家電製品。非常に便利な製品が次々に登場する一方で、深刻な電気による火災が増えています。
東京消防庁の調べによると、電気製品が原因となる火災は、東京都内だけでも毎年1,000件前後発生しているそうです。
平成23年、東京都内の電気製品による火災の占める割合は19.7%と決して無視出来る数字ではありません。
家電製品による火災の原因は何なのか…維持管理・取り扱い方法・設置場所などで実に77.9%を占めています。
コンセントが危ない
例えばコンセント、実はコンセントが原因の火災は電気ストーブと並んで家電製品による火災原因1、2位を争うくらいよく起きるんです。
トラッキング現象
家具の裏などのコンセントがホコリまみれになっているのを見たことはありませんか?コンセントに差し込んだプラグの間に付着した綿ほこりが湿気を吸収、水分は電気を通しやすいのでホコリに電気が通り出火します。
これをトラッキング現象といいます。たかが小さなホコリで…と思うかもしれませんが
これは大変です!すぐにでもまわりに燃え移りそうですね。
しかしこうしたトラッキング現象は家具の裏など見えにくい所で起こりやすいので発見が遅れてしまいます。
普段からホコリが溜まっていないかチェック、そして掃除も定期的に行うことによって防げるのではないかと思います。
タコ足配線
1つのコンセントからテーブルタップを使っていくつも繋げられるタコ足配線。便利なので皆さんもよくやっているのではないでしょうか?私もやってます(笑)
タコ足配線で火事が起きる…よく耳にする方も多いのではないでしょうか?何故タコ足配線が危ないのか。
合計使用W数が1500Wを超えると発火するおそれがあるのです。テーブルタップの定格W数と使用する電気器具の合計W数を確認しましょう。
コードの断線
コードが家具に踏まれていたり、ねじれや無理矢理な束ね方などをすると、電源コードの内部断線が徐々に起こっていき発熱、発火の可能性が高まります。
また、コード同士を加工して接続したものを使っている方もいると思いますが同様に火災、また感電の可能性もあり危険です。
もったいない気持ちは分かりますが、火事の危険と新しいものを買う費用を天秤にかけるのはどうかと思います。
いかがでしたでしょうか?細かいことを言えば火災の原因になりそうなものはまだまだあるのですが今挙げたのが主な原因を占めています。
今一度チェックをして大事な財産、命を守る意識を見なおす機会を設けてみてはどうでしょうか。
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