6月11日、三陸沖を震源とする地震が短時間に何度も発生し、不安が広がっています。
13時45分頃:三陸沖 M5.8
13時51分頃:三陸沖 M5.7
13時56分頃:三陸沖 M5.4
14時30分頃:三陸沖 M4.7
一時はわずか10分程の間にマグニチュード5後半の地震が3回も起きていました。
1日の内でこれだけならばよくある事なのですが、あまりにも連続でおきたため何かあるのではと様々な憶測を呼んでいます。
震源を見る限りアウターライズではないかと言われており、今後アウターライズ地震の発生が懸念されています。
震度だけでなくマグニチュードにも注目
アウターライズとはプレートが潜り込んでいる箇所の海寄り側のプレートが隆起した場所の事をいいます。
大きな地震が起きた後も歪みが解消されず、後にここでズレが生じることで起こる地震をアウターライズ地震といい、マグニチュードは大きいが遠くの沖合で起こるため陸地での震度は大したことはない。そのため津波からの避難が遅れ大きな被害を出す危険があるものです。
1896年の明治三陸地震や1933年の昭和三陸地震では地震の規模に対して揺れによる被害はほとんどなかったため、誰もが大して気に留めませんでした。
そこへ大津波が到来し大きな被害となったのです。(明治三陸はM8.2だが震度は4程度だった)
マグニチュードの大きな地震が発生した時は揺れが大したことなくても津波の情報を注視するべきでしょう。
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