箱根町で有感地震が増え始める、小規模噴火間近か?

箱根山 災害

活発な火山活動が続いている箱根山では以前から火山性地震が続き、山体膨張が起きている状態となっています。

山体膨張とは読んで字のごとく山が膨張することですが、マグマや水蒸気、火山ガスの上昇によって起こる現象です。GPSなどで精密に測量を行い、山体の膨張や収縮を観測したデータが噴火予知などに用いられます。
箱根山では火山ガスの圧力が高まり、山体が膨張、蒸気の噴出が強くなり火山性地震も増えています。

 

5月10日18時過ぎには神奈川県箱根町で震度2を観測するマグニーチュード3.1の地震が起きており、一連の火山性地震の中では最も大きい規模となりました。
これまでに火山性地震は257回起きており、18時すぎの地震を挟んだ2時間の間に震度1~2の地震が6回起きました。

 

次第に激しさを増す火山活動ですが、小規模噴火が近いのかもしれませんね。
箱根山と聞くと箱根全体が危ないのか?と思う方もいるかも知れませんが、
基本的に噴火したからといって大規模なものになるわけではなく、大涌谷の周辺で噴石が飛散する程度だと言われています。

 

大涌谷周辺では噴火警戒レベル2が設定され、立ち入り規制がされています。
専門家は、大涌谷以外の温泉や観光施設であれば被害を受けることはほとんどなく、危険はないと話しています。

周辺に近づかなければ大丈夫だとは思いますが、今後の情報に注意しましょう。

 

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