蔵王山が噴火すると、どこにどんな被害があるのか

蔵王 災害

蔵王山とは宮城県と山形県にまたがる奥羽山脈の連山で、日本百名山に数えられます。スキーや温泉などの観光でも非常に有名です。

 

昭和15年(1940年)以降、目立った噴火は起きていませんでしたが、このたび蔵王山では火山性の地震が増加していて、1週間に4回程度だったものが1日に10回以上も発生しています。

気象庁は13日、火口周辺警報(火口周辺危険)を発令しました。

 

蔵王山が噴火すると、どこにどんな被害が及ぶのでしょうか

宮城県・山形県の蔵王山ハザードマップによると、御釜を火口として噴火した場合

風向きによりますが主に東側、ほとんどが宮城県側に集中して降灰の範囲が及びます。(決して山形側では被害が発生しないという意味ではないのでご注意下さい。

 

宮城県蔵王町・川崎町・村田町・名取市・岩沼市等、御釜から仙台空港を結ぶ一帯に降灰があるとされています。

また、風向きにより御釜を中心とした同心円上で、宮城県白井市・蔵王町・川崎町までがおよそ10cmの堆積

同じく同心円上に仙台市全域・丸森町・福島県福島市までの範囲に1cmの堆積とされています。

宮城県HP・蔵王山降灰分布図
蔵王山降灰分布図

 

また、同時に火砕流火口周辺での噴石噴火による融雪で泥流が発生土石流の発生などが懸念されます。

 

ただ現在のところは、それほど大規模な噴火になるとは予測されておらず火口から1.2km程度は大きい噴石が降ってくる可能性、風向きによっては小さい噴石が遠くまで飛ぶかもしれないといった状況です。

警戒区域外はそれほど心配する必要はなさそうですが、どうしても必要な場合以外は火口付近への立ち入りは避けたほうが無難かもしれませんね。

 

宮城県HP・蔵王山ハザードマップ

http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sabomizusi/zao-hazadomap.html

 

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