毎月の生活費に重くのしかかるスマホ料金。もう少し安ければ…とお思いの方も多いのではないでしょうか。
ドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアでは、かけ放題+データ定額プランで構成されており、2年契約のかけ放題+5GBの容量のプランでも毎月8000円ほどの料金がかかります。
あまり通話もしないしネットも使わないという方にとっては無駄以外の何物でもないですね。
料金を重視するなら格安SIMがお得
MVNOや格安SIMなどという言葉を聞いたことがあるという方も多いと思われます。その名の通り毎月の利用料が大手キャリアに比べて大幅に安くなっており、家計への負担が和らぎます。
格安SIMを提供しているのはMVNO業者であり、様々な業者が存在します。また業者ごとにドコモの回線、auの回線など取り扱っている回線が違うので、MNPなどで乗り換える場合には注意が必要です。
かけ放題プランなどを用意している業者は少ないので、たくさん通話するという方には向かないかもしれません。
主なMVNO業者
【楽天モバイル】
+オプション850円で5分かけ放題が利用可能となる
5GBプランでキャリアと比較:5850円お得!
【DMMモバイル】
5GBプランでキャリアと比較:6030円お得!
様々なMVNO業者があるのでいくつか探して比較してみましょう。
自分の利用状況を思い出してみて比較するとキャリアのままが良いのか、乗り換えるべきかを検討するのがいいと思います。
楽天モバイル、DMMmobile、BIGLOBE、IIJmio、OCN、U-mobile、UQモバイル、mineoなど…
格安SIMの欠点とは?
いいことずくめのように思える格安SIMですが、欠点はあります。
①サポートが薄い。
大手キャリアでは故障時や疑問点などのトラブルサポートは万全です。しかしMVNO業者は店舗を持たないことが多いので簡単に持ち込みができるわけではありません。
すべて自分で解決できるくらいの自信がなく、頻繁にサポートを受けている方には不便があるかもしれません。
②通信が遅いことがある
格安の宿命ともいえる品質の問題ですが、有志の方々が通信速度の実測を行っています。調査結果によると大手キャリアに比べて数値上の速度は劣るようです。
本来キャリアと同じ回線を使っているので同等の速度は出るはずですが、電波というものは有限です。利用者の増加に伴いキャリアから各MVNO業者に割り当てられた電波が足りなくなってしまうため起こる現象とみられています。
よくある通信速度の○GB制限は、限りある電波を一部の人が食いつぶし他の人が不利益を被らないようにするための処置だといわれています。
③キャリアメールが使えない
キャリアで発行される○○@docomo.ne.jpなどのメールをキャリアメールといいます。当然キャリアとの契約を解除すればキャリアメールが使えなくなります。
gmailやyahooメールなどで代替可能ですが、友人へのアドレス変更のお知らせをしなければならない事や、利用するサービスによってはキャリアメールしか使えないというところもあるので注意が必要です。
④クレジットカードが必要
毎月の支払いにはクレジットカードが必要となります。口座引き落としはできません。一部利用可能なデビットカードがあるようです。
番号を維持したい場合はMNPで乗り換えを
そのままキャリアとの契約を解除すれば当然電話番号も使えなくなりますので、番号を維持したい場合はMNPによる乗り換えが必要になります。(2年契約等の違約金に注意)
ドコモやauのスマホ本体をそのまま使う場合には同系統の回線を使っている業者を選ぶ必要があります。
ドコモ系→楽天モバイル、DMMmobile、BIGLOBE、IIJmio、OCN、U-mobileなど
au系→UQモバイル、mineo
①手順はキャリア側でMNP転出の申し込みをして予約番号をもらいます。
②その後格安SIM業者にMNP転入の申し込みをして格安SIMを購入。
③この間、スマホが利用できない期間が3日ほどあるので注意。
④SIMが届いたら装着して設定を済ませます。
これで番号そのままで格安SIMの利用ができるようになります。業者によっては最低利用期間があり、その期間内に解約すると違約金が発生するので注意。
料金が安いからと言って必ずしも全ての人に適しているわけではありません。
よく通話をするのか、データ通信ばかりなのか、どのくらい使うのか、通信速度が速くなければ嫌なのか、家庭でWi-Fiは使えるのかなど様々な条件を考慮して検討するのをお勧めします。
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