海外で、不審者が潜んでいる部屋の奥まで調べなかった事を追求された警備員が「それ以上詳しく調べるほどの給与はもらっていない」と発言し話題になりました。
ネット上では、「日本でもどんどん言うべき」、「いくらだろうと給料貰ってるんだから何でもやるべき」などと賛否両論がおこりました。
警備員の実情
警備員経験者によると、多くのビル常駐警備員が防刃服のような防具は支給されず、武器もオモチャみたいなものしか装備できないようです。
言ってしまえば「ただ警備員の服を着ている一般人」だそうで、武器を持っている不審者を確保しろというのは、丸腰で戦えと言っているようなものだそうです。
たまにセコムの人(機械警備といって、防犯センサーの異常を感知すると駆けつける人)がヘルメットに防護チョッキ&警棒を装着しているのを見ますが、常駐警備と機械警備で大きな違いがあるようですね。
いくらか護身術や棒術などの訓練もする警備会社があるようですが、ほとんどが付け焼き刃で「こんな教育プログラムがあります」アピールに留まっているそうです。
いくら仕事とは言え、命をかけてもいいほどの給料なのか。求人広告から常駐警備員の報酬(正社員)を調べてみました。
施設内常駐警備員(月給)
関東圏、16万5000円~21万円
大阪/名古屋/福岡圏、16万円~
その他地域、14万円~
(参考)
都内 機械警備 26万円~
機械警備は異常を感知して現場に急行するので危険度が高いという判断で常駐に比べ給料が高めなのでしょうか?
もし常駐警備中に武装した不審者に出くわしてしまったら…?この程度の給料では戦えと言われても拒否したくなりますよね…
人によっては、警備員は抑止力、戦うのは警察の仕事など様々な意見があると思いますが労働環境の改善なども含めて考えていかないと士気は下がる一方かもしれませんね…
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