フィリピン大統領、国連脱退を示唆。当選以降1054人を処刑

海外

フィリピンではドゥテルテ大統領が就任した今年6月以降、多数の容疑者が警察によって存在を消されています。

ドゥテルテ大統領は就任直後からマフィアの大物と会談し「麻薬から手を引かないとお前らを消す」などと発言。就任からわずか1か月で麻薬犯罪の容疑者400人が消されました。

それに恐れをなした容疑者57万人が次々に出頭するなど話題を呼んでおり、日本でも「フィリピンを見習え!」など一部から声が上がっています。
現在では警察によって現場で消された容疑者は1054人以上になっており、これからも増えることが予想されます。

 

これについて国連は法で認められていない処刑だと非難すると、ドゥテルテ大統領は内政干渉だと反論し国連を脱退する事も辞さないと強く批判しました。

大統領は麻薬常習者だけでなく、政権に批判的な報道関係者に対しても厳しい対応を取ると発言しており、民主化が脅かされるのではという危惧を抱く人もいます。

やると言ったらやる!というタイプの大統領のため、これが単なる脅しなのか本気なのか分からなくなってきました。
現在は80%以上の高い支持率を保っていますが、強引なやり方に疑問を呈する人もいます。

さらにフィリピンは中国との南シナ海の領有権争いの問題もかかえており、どう対応していくのかこれからの動向に注目が集まります。

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